構成、演出、ダンス:木野彩子
テキスト引用:蜂飼耳「食うものは食われる夜」、寺山修司「懐かしの我が家」
声の出演:渋谷美代子、田尻喜代子
衣装:祖父母よりもらって現在は木野彩子の普段着として活用されている服たち。
協力:戸井香織、嶋田勇介、針生康
杉田ケアプラザ、川崎市アートセンター、SPAC(静岡県舞台芸術センター)
この作品は、踊りにいくぜ2009札幌佐世保にて上演した「北海道札幌市中央区南6条西26丁目」,韓国で上演した「Moko]の考え方をベースにして作成しています。 プログラムノーツ
木野彩子の母方の祖母渋谷美代子の家にすむようになって1年。祖母の元へ通うあいだに話したこと、みつけたもの。
チラシにある「主なくとも庭の椿は咲きつづける」というのは祖母の言葉で、椿に限らず、季節巡るごとに庭の植物たちは花を咲かせ続けています。私にできることは、ただ日々を大切に花のように生き続けることだけなのかもしれません。
ロンドンで作品制作をしたときにセットデザイナーの針生康が私を椿とたとえたのがはじまりです。椿の花がぽとりと落ちるように潔く。また逆に花が雨でぐちゃぐちゃになり、朽ちるところまで。きっちりと生きようと思います。