2018年10月24日水曜日

今後の予定(10月24日)

今後の予定

◎わらべ館即興音楽とダンスのワークショップシリーズ
夏至祭の時に踊るの楽しーと思った鳥取の皆さんに即興の面白さを定着させるべく2ヶ月に1度の即興音楽とダンスのワークショップシリーズを開始します。(助成:文化庁大学を活用した文化芸術推進事業)
夏至祭メンバーだった皆さんにもお越し頂き即興ワークショップを遊びつつ幅を広げていけるといいのではないかと。日程は以下の通り。

11月18日(日)
今回のゲストはやぶくみこさん(ガムラン、パーカッション)。ダンスは田中悦子さんを中心に展開していきます。

1月26日(土)
3月10日(日)

この事業は鳥取大学芸術文化センターのアートマネジメント人材育成事業の一環でもあります。こちらの講座も企画中。多角的にアートマネジメントの視点を学びたい人を募集中です。正しくは私が学ばないといけないんですけれども。
HPができました。
http://www.tottori-artcenter.com/artmanagement2018/





◎死者の書再読


無事城崎での滞在制作を終了し、好評を得て、鳥取への熟成期間に入りましたさてどうなることか。鳥取県内では12月末を予定しています。美しいチラシ、小川さん、小木さんありがとうございます!この色使い、木野では思い浮かばない世界です。

http://kiac.jp/jp/post/4448

鳥取を拠点に活動するダンサー/振付家の木野彩子による折口信夫「死者の書」再読プロジェクトの滞在制作。
折口信夫の口述文学の傑作小説「死者の書」における、2つの世界が交錯していく構造や、多用されるオノマトペをもとに各シーンの動きをつくり、折口の心の中の物語として再構成し、ダンス作品を創作する。2つの世界を象徴する存在として音楽家のやぶくみこ(ガムラン、パーカッション)、杵屋三七郎(江戸長唄、三味線)が参加し、この世とあの世、男性性と女性性が重なる瞬間を模索する。また、照明家の三浦あさ子との共同作業により、この世ではない世界の見せ方を探究する。滞在中、市民を招いたオープンスタジオで成果を発表する予定。滞在制作後は、鳥取県内での上演を計画している。




◎鳥取銀河鉄道祭2019年11月に開催します。
それに向けてのリサーチ・ワークショップ活動がスタートします。
チラシができました。現在少しずつですがお配りしています。



取り急ぎフェイスブックでページを作りました。ウェブサイトも制作予定。少々お待ちください。
https://www.facebook.com/Gingatetsudou.Tottori/

HPを作ったら、どうもインターネットエクスプローラーだと動かないらしいということが判明。グーグルクロムなどでご覧ください。
https://scrapbox.io/gingatetsudou-tottori

11月はとりアート中部地区事業に組み込んで、倉品淳子さん、遠田誠さんを送り込みます。
門限ズ・エンちゃん&じょほんこワークショップ
 銀河への旅立ち ~演劇からダンス?ダンスから演劇?~

20181111()、とりアート2018中部地区イベント内にて[門限ズ][遠田誠(エンちゃん)]さん、[倉品淳子(じょほんこ)]さんによる演劇とダンスのワークショップを開催します。

概要
 『銀河鉄道の夜』より「蠍の火」の場面の言葉をモチーフに、演劇とダンスの境目をたゆたう!『銀河鉄道の夜』の一場面を使って、ことばやからだを使ったいろいろな表現の方法を、楽しく遊びながら参加者のみなさんと見つけていきます。かんたんな演劇の動きがいつの間にかダンスっぽくなったり、かんたんなダンスの動きから演劇が生まれたり、むずかしいステップや振付を覚えたりするのではなく、ダンスと演劇の間を自由に行き来するワークショップです。
詳細
 時 間|1111()12:30-14:30
 会 場|倉吉未来中心 リハーサル室(鳥取県倉吉市駄経寺町212-5)
 講 師|遠田誠(ダンサー・振付家) 倉品淳子(俳優・演出家)
 人 数|20人程度
 対 象|年齢制限などはありません。どなたでも参加いただけます。演劇・ダンスは、初めてという方も大歓迎です!
 その他|当日は動きやすい服と靴をご準備ください。

予約方法
 ワークショップ当日までに下記までお申し込みください。

 連絡先|鳥取県文化振興財団

  toriart@torikenmin.jp 0857-21-8700



ほぼ毎週1回くらい(ほぼというところが私たちの緩さらしい)鳥取の皆さんと一緒
に銀河鉄道について、宮沢賢治について、鳥取の暮らしについて語るカフェ・ミルキーウェイも続行中。
ことめや(鳥取市瓦町527)似て開催中。
 10月30日、11月6日(火)11月13日(火) 11月20日(火) 11月27日(火)

ダンスハ体育ナリ?@ゲーテインスティチュート

「ダンスハ體育ナリ?」
10月6、7日@ゲーテインスティチュート東京(旧ドイツ文化センター)
実は大野一雄編(其の1)でという話が動いていたのですが、両方やっちゃいました。課外授業込みで2時間半!

http://dancenewair.tokyo/2018/木野彩子『ダンスハ體育ナリ?』/
ウェブサイトに紹介も載っています。

ステージナタリーさんが取り上げてくれています。
https://natalie.mu/stage/news/299164


プログラム表紙も1と2を足して割ったような(正しくは3公演分)を合わせたような図柄になっています。もっと言うと中身も足してさらに水増ししてでも時間は短縮。


 スェーデン体操の図
(写真はすべて樫村さんの隠し撮りなのでその後正式な写真が来たらまた追加します。)




ファウストの図
一応これが建国体操練習中の図
課外授業もあり、これは草月会館さんの前の様子。展覧会みえるものみえないものを紹介。「みえない未来をみようする努力を私たちはしているのでしょうか。」と最後の方でいうことになってます。




ダンスハ体育ナリ@ゲーテはなんと2万字を超える長いプログラムになってしまったので、ここにはのせません。
このシリーズは舞台見てそのための副読本だと思うので。(だから是非みてください)
でもどうしても来ることができないとかあれば郵送にて対応します。
とりあえず大学院の恩師には送りました!

最後の言葉(終わりに)のみ転載します。
日付が入っているのはダン体1の初演の時(2016.2.11)ダン体2の初演の時(2018.2.11)の言葉も載せているためです。これらを並べて見ると時代の変化を感じます。
ほんとうのさいわいとはなんだろうかは宮沢賢治の言葉。すべての人が幸せになるということは不可能かもしれないけれども、それでも心安らかにあってほしいと思います。また、きちんと死ねるように生きていきたいという最後の言葉は折口信夫の言葉から預かりました。
中学の時の友人が自分の人生悪くなかったなって最後に思えるように生きたいと言い残していなくなりました。きっとそんなにすごいスペシャルなことではないんです。ただちゃんと生きてちゃんと死んでいけたらそれでよい。それがこんなにも難しくなっているという現代のしんどさ。
さて、よくみて。よくきいて。よくかんがえて。


14.終わりに(201810月6日)
 其ノ一から2年、其ノ二から半年、こんなにも時代の変化が早く、そして偏った形で進行していることを不安に感じる。様々な公文書の書き換えが明らかになり、民衆の声や支持率とは真逆の方向に政治も経済も進んでいく現実。メディアもどこまで信用できるのか、操作されているのではないかと考えさせられるような事例が多数起きていく。スポーツや文部科学省で明らかになったパワハラや汚職は確かにいけないことだけれども、おそらくこれは氷山の一角で、弱いところだから突かれて明らかになっているだけに過ぎないと皆見切っている。私たちは一体何を信じたら良いのだろうか。
 戦争はなぜ起きたのか、今年は特にナチスドイツに関連する映画、映像が多く出てきているが、それらを見ていても普通の人であり、普通の生活を、そして家族を守ろうとしていただけに過ぎないことがわかる。知らなかったと彼らは一概に言う。知っていても見ていなかったのかもしれない。そういう人間の弱さは確実にあって、それゆえなくならない。
 ほんとうのさいわいとはなんだろうか。

 一人一人がちゃんと自分の目で確かめ、自分の言葉で話すようになること。流されずにちゃんと立ち止まる勇気を持つこと。其ノ二のラストシーン、初演時はサイレンで慌てて逃げ出し、再演時はサイレンの中それでも踊り続けると変更しました。3回目はどうしましょうか。あなたならどうしますか。






レクチャーパフォーマンス『ダンスハ體育ナリ 其ノ一 体育教師トシテノ大野一雄ヲ通シテ』 
『ダンスハ體育ナリ? 其ノ弐 建国体操ヲ踊ッテミタ』

2018.10.6. 15:00
10.7 12:00 start
ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
構成木野彩子
出演林洋子、戸井香織、木野彩子
舞台監督: 吉田尚弘
音響國府田典明
照明 : 樫村千佳
 
主催:Dance New Air実行委員会、一般社団法人ダンス・ニッポン・アソシエイツ、株式会社ワコールアートセンター
協力:大野一雄舞踏研究所、NPO法人ダンスアーカイブ構想、鳥取県立図書館、お茶の水女子大学歴史資料室・デジタルアーカイヴ