鳥取夏至祭2022
HPを更新し、情報をまとめました。https://geshisai.jimdosite.com
ごあいさつ
鳥取に住むようになって7年目、この夏至祭も6回目となりました。そしてこの年月はそのまま私が鳥取について知り、学んで行った時間であり、町も少しずつ変化していきました。昨年、一昨年のコロナ下の中でもオンラインワークショップなどを含め継続し続けてきましたが、やはりパフォーミングアーツは身体の持つ力が大きく、直接人に触れ合うことの意味を考えさせられる日々でした。音楽もダンスも演劇も、人から発する波動のようなものを交換する行為であり、観客もまたその場をともに作っているのです。人と人との間に立ち顕れるなにものかを一緒に作る行為であり、オンラインや映像ではやはり伝わらないものがあるのではないでしょうか。特に鳥取夏至祭では即興を重視しており、その瞬間に立ち会わなければ出会うことができない一期一会であるだけに、難しさを感じてきました。
コロナ下での生活は困難でもありましたが、身体を見直す良い機会となりました。これから少しずつ戻っていくこととは思いますが、人にあう機会や関係性を大切にしたいと思うようになりました。
2017年(初回です)、パレット鳥取でダンサーが踊っていたら通りかかりのご婦人がコーラをくれました。突然です。向かいのスーパー(当時はコンビニではなかった)で買ってきてくださった様子。ダンサーは動揺しながらもそれを飲み、交流が始まりました。コーラが欲しいと言うのではなく、観客もまた参加者であり、普通の生活の延長上にあるものとして受け止めてみてください。私は踊りながら暮らしています。音楽もダンスも、呼吸をしたりご飯を食べるように日々の営みなのです。いつからか舞台の上で特別な人が行うものになってしまいましたが、もっとすぐそばにあっていいと私は思います。感じたことや気になったことをぜひ話しかけてみてください。きっとアーティストも喜びます。
鳥取のゆっくりな時間や広々とした空間、優しい人たちに囲まれて、この自由奔放なお祭りも続けてくることができました。ありがとうございます。
今回私が体調を崩したこともあり、実行委員会のメンバーが頑張ってくれました。週1回のオンラインミーティングを行いながら仕事を分担して開催へと漕ぎ着けることができました。また、離れていてもつながっている、これまで関わってくれたアーティスト達にも感謝しています。
いつまでもこの鳥取では自由な表現が認められるゆるやかさを保っていけますように。ここが新しい出会いと表現を生み出す場でありますように。
木野彩子
鳥取夏至祭2022実行委員会
荻野ちよ 、田中悦子、森本みち子、高橋智美、村瀬謙介、信清栄月、井澤大介、中村友紀、
岩崎淳志、加藤由布、伊藤礼央、高見咲也子、イフクキョウコ、きのさいこ
鳥取夏至祭2022出演者・スタッフ
県外メンバー
県内メンバー
スタッフ
チラシデザイン:三宅航太郎、加藤咲(Miyake and associates)
主催:鳥取夏至祭2022実行委員会
共催:公益財団法人鳥取童謡・おもちゃ館 わらべ館
協力:ほうきのジビエ推進協議会「ジビエでフードアクションサポート事業 2022」、ドラムサークルがらがら☆どん 、鳥取市公園・スポーツ施設協会、仁風閣、鳥取市文化財課、鳥取市文化交流課
Tottori カルマ、山猫軒(まかない用ジビエ料理開発)
助成:鳥取大学令和4年度地域イノベーション創出に向けた実践的教育研究推進プログラム
bozzoさん(出演者)の写真はこちらから
https://www.flickr.com/photos/bozzo173/albums/72177720299917034