本来の担当の先生がいうには卒業制作で固くなった頭と身体をときほぐすためのクラスでちょっとずつ拡大してきました。今年は6月と9月にわかれて計6回のセッションがあり、シンプルなマッサージ、身体ほぐしだけではなく、ビデオをみながら各振付家の行ってきたことをおためししてみたり、作る作業をおこなってみたりと様々なトライアルを行うことができる機会です。
今年の受講者はなぜか少なく、それがとても残念。
(今回はじめて思ったのですが超少人数向けのクラスというのがなかなかないため、それはそれで学ぶ機会でした)
なぜか最終日にはチェコ人の留学生とその案内をしてきた先生が参加することになったり、そのうち仮面ライダーやってるんじゃないかと思われる学生がまざってきたり、元々美術畑なのでセンスはある面白い学生さんたちに出会えたりと実は楽しみにしている授業です。
今回の授業の最後では
できなかったこと、できないことは実は新しい発見のきっかけになるという話しをしました。何が引っかかっているのか、なぜできないのか、もしかしたら本当はできる必要自体がないのではないか、そうやって試行錯誤していくことがまた新しい発想を生んでいきます。
またなんだかわからないけれどやってみてしまうことのすごさを学びました。
またそれをやってみてしまうような環境をつくることが私の仕事で、私が作ったものではなく、皆が少しずつかかわって「できてしまったもの」。
行き詰まったら仲間に話し、視野を広げることも大切だろうなどの話しをしました。
ダンスあるいは身体表現はもちろん突き詰めていくこともできますが、一般への応用価値はとても高いと感じます。